【食中毒に注意】夏のキャンプとBBQ!食中毒にご用心!

こんにちは(#^^#)

ご覧いただきありがとうございます。

梅雨です。じめじめとしております。高温多湿で、菌の増殖が活発になる季節です。

油断しているとパンもすぐにカビてしまいます( ;∀;)

というわけで、これから高温多湿の夏キャンプと夏BBQ、食中毒が危険な時期になりました。

今回は食中毒に関する注意喚起の記事を書きました。

子連れのファミリーキャンプに限らず、大切な問題ですね。

楽しいはずのキャンプが、食中毒のせいで悲しい思い出になるのは避けたいですね。

注意点などの情報を一緒にアップデートして、夏キャンプやBBQに備えましょう(*´▽`*)

では、ご覧ください。

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目次(タップできる目次)

食中毒について

まずは食中毒のおさらいをしていきましょう。

食中毒とは?

食中毒を起こすもととなる細菌やウィルス有毒な物質がついた食べ物を食べることによって、下痢・腹痛・発熱・吐き気などに胃腸症状が生じる健康被害です。

発症の原因によって、発症までの時間や症状は様々です。

時には命に関わる怖い病気です。

原因と多い季節

食中毒の原因

厚生労働省の統計【外部リンク:厚生労働省食中毒統計資料】によると、令和2年の1月~12月に発生した食中毒の原因は約65%が細菌で、約25%がウィルスでした。

その他は、寄生虫や化学物質、自然毒によるものでした。

おおよそ9割の原因は細菌とウィルスなので、それらへの対策が重要ですね。

食中毒の多い季節

梅雨時期の(5月~6月)夏の(7月~9月)は湿度や気温が高く、細菌の増殖が活発になるため、細菌性の食中毒が多くなります。

冬の(12月~3月)はノロウィルスなどのウィルス性の食中毒発生が見られます。

その他の春や秋には自然毒関連の食中毒発生が増えるようです。

原因と症状

食中毒を起こす細菌やウィルスは様々です。

主な細菌とウィルスの特徴、症状をみていきましょう。

細菌・ウィルス摂取経路特徴症状
サルモネラ菌加熱の不足した卵や肉、魚乾燥に強く熱に弱い食後6~48時間で、腹痛・吐き気・下痢・頭痛・発熱などの症状
黄色ブドウ球菌人の皮膚、鼻・口の中にいる菌。傷口や鼻・口を触った手から食材にうつるこの菌の毒素は強く、毒素がでてしまうと、加熱しても食中毒を防げない食後30分~6時間で腹痛・吐き気の症状
腸炎ビブリオ菌生の魚介類塩分で増殖する。真水や熱に弱い食後4~96時間で激しい下痢や腹痛
カンピロバクター加熱不足の肉(特に鳥)、飲料水あや生野菜乾燥に弱く、加熱で死滅食後2~7日で、吐き気・下痢・腹痛・筋肉痛など
腸管出血性大腸菌加熱不足の肉や生野菜加熱に弱い食後12~60時間で激しい下痢や腹痛、血の混じった下痢など。命にかかわることもある
ウェルシュ菌自然界に広く分布。大量加熱調理食品、カレーやスープなどを調理後放置したもの。加熱しても生き残り、酸素が少ないところで増殖食後6~18時間で、下痢・腹痛の症状
ボツリヌス菌自然界に広く分布。食肉・魚肉・野菜を原料の発酵食品、缶詰、瓶詰、真空包装食品など加熱しても生き残り、酸素の少ないところで増殖食後8~36時間で、脱力・倦怠感・眩暈・頭痛・言語障害・呼吸困難など
ノロウィルス生や加熱不足の二枚貝、ウィルスに汚染された水道水や井戸水など加熱に弱い食後1~2日で激しい下痢や腹痛
E型肝炎ウィルス加熱不足の豚肉や内臓。海外の生水や生ものでも感染加熱に弱いほとんど症状はない。人によっては、平均6週間後に倦怠感や黄疸、発熱など

お気づきでしょうが、加熱しても生き残る菌がいます。

【過熱したから大丈夫!!】ではないですね。

食中毒の対策

対策のキモはやはり予防です。

基本的予防策はこの3つ

基本的には以下の3つのポイントに注意しながら、買い物や保存、調理をする事で、食中毒の発生を予防できます。

どういう事か具体例をみていきましょう。

つけない

口に入れるもの(食材)に、菌やウィルスをつけないという事です。

例えば、「調理の前に、手を洗う」、「傷口のある手で食材を触らない」、「清潔なまな板と包丁を使う」、「まな板と包丁を共有する場合、加熱調理をしない食材を先、加熱調理を要する食材は後にする」などなどです。

増やさない

食材に付着している菌が増殖しないように管理するという事です。

「買ってきた食品は、冷蔵や冷凍を要する場合、速やかなに適切に保存する」、「残った食品は、清潔な容器にうつし、速やかに冷やし、保存する。」などです。

やっつける

食材についている菌を殺菌しましょうという事です。

「野菜などしっかりと流水で洗う」や「過熱を要する食品の場合は、内部にまでしっかり火が通るように十分に加熱する」などです。

夏キャンプでの食中毒注意点

では、【つけない】【増やさない】【やっつける】に注意しながら、夏キャンプのご飯にカレーを作る事を想定し、注意すべき点を概観していきましょう。

話がややこしくならないように、昼食・おやつ・翌日の朝ごはんには触れませんが、カレーの買い出しにおける注意点と要領は同じです。

買い出し

前日あるいは当日に買い出しに行く方が多いでしょうか。

我が家は前日が多いです。買い出し中の注意点の確認です。

今回想定しているメニューはカレーです。肉、野菜が生鮮食品で、特に注意が必要です。

  • 食品の購入はなるべく後:店舗では、食品は保存に適した温度で陳列されていますね。適した温度帯より暖かい所にでてしまうと菌を増やす要因となります。菌を増やさないように、食品類の購入は買い物の最後にしましょう。食中毒の予防から考えると、買い出しの日も、直前が望ましいということになりますね。
  • 食品はなるべく新鮮なものを:表示がある商品の場合は賞味・消費期限を確認して、なるべく新しいものを選びましょう。
  • 食べきれる量を買う:夏場の場合は、残りを翌日まで保管するのは食中毒予防の観点からはリスクが高いです。食後は、冷めていく途中に菌が増えてしまうので、速やかに小分けにし、冷やして保冷すべきですが、外ではなかなか難しいでしょう。翌日加熱したとしても、加熱で死なない菌もいるので、残さない事が安全です。
  • 肉や魚介類などの生鮮食品はポリ袋に入れる:肉や魚介類から出る汁を介して、他の食材につけない事が大切です。
  • 冷蔵・冷凍のものは、保冷して持ち帰る:前日の購入などの場合、温度が上がり、菌を増やさない様、持ち帰りの際はドライアイスや氷で保冷して速やかに持ち帰り、適切な保冷方法で保管しましょう。当日購入の場合は、保冷剤をいれたクーラーボックスなどを使用して保管しましょう。

調理準備、下ごしらえ

我が家は子供が小さいので、当日ゆっくり調理は困難な事が多いです。

そのため、前日に下ごしらえをして、現地では、包丁・まな板を使わない様にしています。

当日、前日いろいろだと思いますが、下ごしらえでの注意点です。

カレーなので、肉、野菜を適度な大きさに切っておく事が必要です。

  • やる前に手洗い:自分の手についた菌やウィルスを食材につけないようにします。
  • 傷のある手で触らない:傷口には黄色ブドウ球菌がいて毒素を出す場合があります。黄色ブドウ球菌の毒素がつくと、加熱しても毒素が消えないため、注意が必要です。手に傷がある場合は調理しないか、ポリ手袋をつけて調理します。
  • まな板と包丁は清潔なものを使用する:まな板や包丁に増殖した菌をつけないように、道具は清潔にしましょう。
  • 野菜は流水であらう:流水をつかい、野菜についている菌やウィルスを洗い流します。
  • 食材の下ごしらえは野菜から:まな板と包丁が一つずつしかない場合、生で食べられるもの(サラダなど)を先に下ごしらえした方が、加熱調理を要する食材(肉や魚など)の菌をつけないですみます。今回はカレーなので、全部加熱しますが、野菜を先に切っておき、肉はあとにします。
  • 下ごしらえした食材は、清潔な容器で速やかに保管菌を増やさない様、すみやかに適切な保冷環境で保存します。

気をつけながら、野菜と肉を適切な大きさにカットし、清潔なビニールおよび容器で保存します。

移動および運搬

さぁ、当日です。買った食材を運搬する用意をします。

  • クーラーボックスと保冷材を使う:この時期外気温は30度を超えてきます。高い温度は細菌の増殖を活発にします。菌を増やさない様、保冷環境を整えます。
  • 肉や魚介類などの生鮮食品はポリ袋に入れる:肉や魚介類から出る汁を介して、他の食材に菌をつけない事が大切です。

調理

さぁ、いよいよ調理です。

下ごしらえしてきたので、焼いて煮るのが中心です。注意点を見ていきましょう。

  • 調理用のトングや割りばしは、焼く前と焼いた後で使い分ける:食材は過熱し殺菌されますが、生の食材を触ったトングや箸には細菌がついています。加熱殺菌後の食材に菌をつけないように、使い分けましょう。
  • 食材の中心まで火を通す:肉は内部まで菌が入り込んでいる事もあります。内部までしっかり火を通して菌をやっつける事が大切です。
  • 調理を始めたら最後まで作る:長時間おいておく事で菌を増やさないようにします。
  • 調理が終わったら、綺麗な箸やトングで清潔なお皿にもりつける:加熱殺菌された食材に菌をつけないようにします。

食べる

実食!というわけで、完成したカレーを食べます。

食べる時の注意点を確認しましょう。

  • 食前に手を洗う:当然ですね。食材に菌をつけないように、手を洗います。
  • 清潔なカトラリーで食べる:生肉や生魚を調理した箸やスプーンなどと、食べる物は分けます。
  • 速やかに食べる:暖かいものは暖かいうちに、冷たいものは冷たいうちに食べましょう。菌を増やさないように、増殖しやすい温度の場所に長時間おかないようにします。
  • 残さない:夏場のキャンプだと翌日まで保管するのはリスクが高いと思います。残さず食べきるか、残ってしまった場合は、もったいないですが捨てた方が安全だと思います。

後かたづけ

後片付けも大切です。

使い捨てのお皿や箸などの場合は別ですが、翌日の朝に同じ調理具やカトラリー、お皿類を使うと方も多いと思います。

注意点を確認しましょう。

  • 残り物は翌日に持ち越さない:重複しますが、大切な事なのでもう一度。本来カレーやスープなどを安全に保存するには、食後速やかに冷却し、適切な保冷環境で保存すべきですが、キャンプではその術がないので、残さず食べてしまった方が安全だと思います。
  • 調理具や食器類はなるべく早く洗う菌をふやさない様、増殖しやすい環境に長時間放置しないように気をつけましょう。
  • タオルやふきんは清潔な物を:洗ったお皿に菌をつけない様、拭くタオルやふきんも清潔なものを使用しましょう。使い捨てのペーパータオルも有効です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

カレーを作るとは限りませんでしょうが、買い物や下ごしらえ、調理や保管など、要領は同じです。

菌を【つけない】【増やさない】【やっつける】のポイントを意識しながら行うことが大切です。

より詳細に知りたい方は、参考にしたサイトのリンクを並べますので、ご覧になってください。

農林水産省⇒【外部リンク:農林水産省~食中毒から身を守るには】

消費者庁⇒【外部リンク:消費者庁~BBQにおける食中毒・火傷に注意】

消費者庁⇒【外部リンク:消費者庁~食中毒を起こす微生物・ウィルス】

厚生労働省⇒【外部リンク:厚生労働省~食中毒について】【家庭でできる予防】

キャンプでは普段調理をしない家族が調理をすることもあると思います。

味はともかく、食中毒は怖いですし、嫌ですね・・・( ;∀;)

自分自身もそうですが、家族の安全も守るために、きちっと用意が必要だと思います。

我が家もあらためて食中毒への対応を見直し、安全なキャンプを楽しめるように用意したいと思います。

この記事が、皆様のお役にたてば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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