こんにちわ(*´▽`*)
大分暑い日が増えてきましたね。
今年は梅雨も早まるようで、夏本番も間近なようです。
子連れファミリーキャンパーとしては、水遊びを満喫できるようなアウトドアスポットに子供を連れて行ってあげたくなりますね!
そんな時に気を付けたいのは、水の事故です。
というわけで、今回は安全な水遊びのためにライフジャケットを中心にまとめました。
こんな方にオススメの記事
・水遊びの安全対策としてのライフジャケットについて知りたい方
・ライフジャケットの品質や使用時の注意点について知りたい方
ライフジャケットは、車のシートベルトの様なもので、窮屈ですが、いざというときに効果を発揮します。
必要性がわかりやすい様、調べましたので、ご興味ある方はご覧ください。
内容は、主に、東京都生活文化局の調査や河川財団、海上保安庁などの調査を参考にまとめました。
※東京都文化局⇒「子供用ライフジャケットの安全な使用に関する調査」
※河川財団⇒水難事故に関するデータ
※海上保安庁⇒海で遊ぶ時の注意
この記事が皆さまの豊かなアウトドアライフの一助になれば幸いです。
では、ご笑覧ください。
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安全な水遊びのためのポイント
ライフジャケットを積極的に活用する
水の事故を防止する上で、まず勧められるのはライフジャケットの着用です。
安全のため積極的に活用することが重要です。
根拠となる情報をまとめます。
子供の水難事故について
残念ながら、川や海などの自然の水域における子供の事故は毎年生じています。
厚生労働省における2015年~2019年までの5年間の人口動態統計によると、不慮の事故により命を落としてしまった子供たち(5歳~14歳)の死亡原因は、1位が交通事故で2位に溺水・溺死があがります。
溺死・溺水のうちの半数が自然の水域(川や海など)での死亡事故と報告されています。
※データは、2015年~2019年までの厚生労働省 人口動態統計表 不慮の事故の種類別に見た年齢別死亡数に基づいています。(データアクセスは2021年5月10日です)
ライフジャケット着用の効果について
水難事故で命を落とす原因の多くは、息が出来ない事による溺死です。
ライフジャケットは浮力を補助し、顔が水面に出るように助け、息ができる状態を保ってくれます。
海上保安庁から、ライフジャケット着用の有効性がわかる報告がでていますので引用します。
平成 30 年の船舶からの海中転落者のライフジャケット着用・非着用別による死亡率は、着用者で 8%、非着用者で 54%となっています。
過去5年間(平成 26 年から平成30 年)の船舶からの海中転落者のライフジャケット着用・非着用別による死亡率は、着用者で 11%、非着用者で 50%となっており、非着用者の死亡率は着用者に比べ高くなっていることから、ライフジャケット着用の有無が、海中転落した場合の生死を分ける大きな要因となっています。
出典:「平成30年 海難の現状と対策」(海上保安庁) (データアクセスは2021年5月11)
ライフジャケットの着用義務について
小型船舶など船舶利用の際は国土交通省型式承認品のライフジャケットを着用する義務があります。
一方、小型船舶に該当しない船舶(長さが3m未満で、推進機関の出力が1.5キロワット未満である船舶であって、国土交通大臣が指定するもの)や、手漕ぎボートやカヌーなどの乗船時には着用義務はありません。※東京都では2018年7月より東京都水上安全条例が施行され、河川の水面、京浜港東京区の港域内海面などでは、小型船舶に該当しない船舶でもライフジャケット着用に努めなければならない。
さらに、川や海、沼、湖、水路などでの水遊びや、陸上からの釣り、シュノーケリングなどを行う場合も、ライフジャケットの着用義務はありません。
家族での活動の時などに、着用率は低くなりやすい
着用が義務付けられていない範囲で、活動状況により着用率に差が生じています。
東京都生活文化局の調査では、高い着用率は、主に観光ツアー(川下りツアーやラフティングツアーetc)など、主催者が明確な場合が多いようです。
ライフジャケットの着用を参加条件としているツアーも多いですよね。
一方、低い着用率は、家族のみの活動である割合が高かったそうです。
家族のみでの活動の際は、付き添っている大人が、危険性が少なく、仮に溺れたとしても保護者が助けられると判断している様子があるようです。
また、ライフジャケットという選択肢に対する認知度の低さも理由とされていました。
しかし、大人が同伴していても事故は起きています。
河川財団の調査を引用します。
調査は、河川における事故において、単独行動ではなく、同行するもののいた事故の中で、同行者の構成員別の割合を調べたものです。
2003-2019年の間の「同行者あり(グループで行動)」中の事故を、同行者の構成別にみた場合、最も多いのは「大人のグループ」で、全体の 1/3(37%)を占めている。
家族連れなど大人に引率されたグループでも事故が多く発生していることから、グループに大人がいても安心ではなく、大人・子ども共に安全管理を行うことが重要である。
出典:河川財団 NOMORE水難事故2020より引用
我が家は子供用ライフジャケットを用意してありますが、場所によっては、(周りから)うきそうで、躊躇してしまう感覚もあります。
ライフジャケットだけに、(周りから)浮いても、水で浮くなら良しとしたいですね。
躊躇せず、積極的につけてあげたいです。
ライフジャケットの選び方
危険な製品に注意。表示浮力に満たない商品がある
表示浮力通りの性能を満たさない商品がある事が示唆されています。
東京都生活文化局の調査では、品質の検定を受けていない商品のなかで、表示された浮力性能を満たさない商品(表示浮力の重りを付けると沈んでしまう)が見つかりました。
浮力性能が表示よりも低い場合、水面に浮上する部分が減少するわけで、危険が高まります。
せっかく購入するのなら、性能が担保された商品を選びたいですね。
桜マークなど、品質を担保するマーク付きのライフジャケットを選ぶ
ライフジャケットの性能を担保するマークとしては、以下の3つが代表的です。
国土交通省形式承認品(桜マーク)や、日本小型船舶検査機構性能鑑定品(CSJCIマーク)、RAC川育ライフジャケット認定品らは、浮力試験や強度試験などの検定項目をそれぞれ設定しており、性能が担保されていると考えられます。
それぞれのマークの説明 | |
国土交通省型式承認品 桜マーク | 国が定めた、船舶法定備品として要求される基準を満たしている商品についている ※ライフジャケットの安全基準と技術基準 |
日本小型船舶検査機構性能鑑定品 CSマーク | 防波堤や磯釣り、カヌー、ラフティングといったレジャー用に使用されるライフジャケットを対象に、各マリンレジャー業界、メーカー、ユーザー、学識経験者および関係官庁などによって策定された自主基準に対して、第三者機関により基準適合性が確認された商品についている ※性能試験の基準について |
RAC川育ライフジャケット認定マーク | 特定非営利活動法人川に学ぶ体験活動協議会(RAC)による認定規則に基づき、製造者が自己認証したものをRACが認定した商品についている ※RAC認定規則 |
体格にあったものを選び、ベルトをしっかり締める
ライフジャケットのサイズ違い、締め付け不足、股下ベルト不使用は危険です。
水に転落した際、ライフジャケットの浮力がしっかりと生かせません。
せっかくつけているのだから、効果のある付け方を心掛ける必要があります。
水遊びの危険を知り、危険を避ける
ライフジャケットを装着していれば完全に事故を避けられるわけではありません。
水遊びの周辺に存在する危険を知り、努めて近づかない様にすることも大切です。
有益なサイトのリンクを貼りますので、ご覧ください。
※海上保安庁→海で遊ぶときの注意
※河川財団→水辺の安全ハンドブック
いくつか抜粋して紹介します。
ホワイトウォーター
ホワイトウォーターとは、気泡の多く発生している水の事です。
通常の水に比べ、浮きにくく体が沈みます。
海に比べて、川は淡水で浮きにくい上に、ホワイトウォーターな箇所が多くある事を知っている事が大切です。
海や河川共に、工作物付近は危険
河川における工作物とは取水堤や頭首工、堰堤など、川に取り付けられている人工物の事です。
写真は近所の堰堤です。
一方海上では、ヘッドランドや沖防波堤などがあります。
これらの工作物付近では流れが複雑になりやすく、事故が起こりやすいとされています。
ライフジャケットを使用していたとしても、工作物付近は危険だと知っておく必要があります。
気象の変化
雨により増水した川や、風が強く波が高い海など、天候が変われば、通常時よりも危険が増します。
さらに、前日の天候や当日以降の天候が影響する場合もあります。
遊びに出掛ける当日や前後の天候や波浪、風の情報などを気にかけておくと、より安全に過ごせると思います。
過去の事故歴
海や川ともに、事故が多発する地点があります。
流れや工作物など、様々な要因により危険が高い場所です。
遊泳が禁止されているようなところでは当然泳がないようにしましょう。
訪れる河川や海がどんな場所なのか把握しておくことも、事故を防ぐ手立てになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ライフジャケットを中心に水遊びの安全対策についてまとめました。
ポイントをまとめると・・・
- ライフジャケットは積極的に活用する
- 品質の担保されたライフジャケットを使用する
- ライフジャケットは体格にあったものを選び、ベルトをしっかり締める
- ライフジャケットをつけているとしても、危険には近づかない
と、いうふうになりますでしょうか。
調べながら、自身も改めてライフジャケットをしっかり活用しようと思いました。
これから購入される方は、安心して使用できる様、性能が担保されている商品の購入をおすすめします。
また、つけたからといって安心ではありません。
水辺の事故や海・川の危険性について勉強し、危険に近寄らない様にする事が、子供を守るために必要だと感じました。
この記事が皆様の豊かなアウトドアライフの一助になれば幸いです。
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