【どれくらいあたたまる?】キャンプで使用する石油ストーブの暖房効果を紹介

こんにちは。冬キャンプも大好きすべきゃん(@camping_for)です。

さて、冬キャンプの定番暖房器具ともいえる石油ストーブですが、実際の暖房効果ついて気になる方も多いのではないでしょうか。

そんな疑問解消を目的に、我が家が【トヨトミ反射式石油ストーブ】を冬キャンプで使用した際の室温の様子や感想をまとめ、暖房効果についてまとめました。

すべきゃん

我が家の体験談をもとにまとめてます

我が家が使用しているストーブは【トヨトミ反射式石油ストーブ】で、スペックは暖房出力が最大で3.2kw、適当な畳数の目安が木造10畳/コンクリート13畳というものです。

トヨトミのダブルクリーン

このストーブを【サバティカルのスカイパイロットtc】(約17畳/約28㎡ほどの大型テント)の中で使用しています。

スカイパイロットtc

12月の最高気温7度、最低気温―1度という状況でキャンプをし、気温計でテント内と外の温度推移を観察した結果がこちらです。

外気温テント内気温
15時~21時5~7度ほど12~14度
翌朝4時~9時3~-1度ほど7~9度
石油ストーブを使用した際の外気温と室温の差
すべきゃん

概ね外気温+7度~9度くらいの暖房効果でした

ぬくぬくとはいかないものの、テントの中は風もありませんし、寒くてつらい事はないという感想です。

やはり石油ストーブは、手軽にテント内全体をあたためてくれるため、寒い冬キャンプに大変重宝する道具だと思います。

記事の中では、使用状況などについて、より詳細にご紹介し、さらに暖房効果を高めたい場合のポイントについてもご紹介しています。

よろしければ最後までご覧ください。

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目次(タップできる目次)

【どれくらいあたたまる?】キャンプで使用する石油ストーブの暖房効果をご紹介

我が家の体験をもとに、石油ストーブの暖房効果についてみていきましょう。

まずはどんな状況で使用したかについての詳細をご紹介します。

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石油ストーブの使用環境

使用した石油ストーブのスペックをみていきましょう。

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使用した石油ストーブのスペック

まず我が家の【トヨトミ反射式石油ストーブ】のスペックです。

わがやのストーブは2003年製と、大分年季の入ったストーブです。

暖房出力3.22KW
最大燃料消費量0.313L/h
畳数の目安約)木造10畳(16.5㎡)/コンクリート13畳(21.5㎡)
重量約)10Kg
大きさ約)高さ454X幅562X奥行279

最大暖房出力は3.22kwで、温めるのに適した部屋の広さは、木造だと10畳(16.5㎡)で、コンクリートだと13畳(21.5㎡)ほどとされています。

それでは、室温計測の際に使用したテントについても見ていきます。

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テントなど使用環境について

冬キャンプで使用したテントは、【サバティカル】から販売されている【スカイパイロットtc】という大型テントです。

メインポールと4本のサブポールを使用したシェルターで、幕はTc素材(ポリコットン)を使用しています。

テント周囲すべてにスカートがついていて、冬も使用できるオールシーズン対応のテントです。

スカイパイロット内に石油ストーブをおく

テント内の広さは約17畳(約28㎡)の大型テントで、天井も最高で2.7mと高く、室内空間が広いところも特徴的です。

すべきゃん

我が家のストーブは完全にスペック不足です

その他に、広い空間での暖房効率をあげるため、【ストーブファン】【サーキュレーター】を使用しているほか、

上にはサーキュレーター、ストーブにはファンを

暖かく過ごせるように、湯たんぽを熱源としたコタツも使用してテント内で過ごしています。

コタツはこんな感じ

ご覧のように、ストーブのスペックに対し、大きすぎるテントな状態ですが、最高気温7度、最低気温ー1度という寒いなかファミリ―キャンプに行ってきました。

どのような感じだったのか、当時の気温の推移や感想をご紹介します。

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テント内と外気温の推移と我が家の感想

上が外気温、下が室内気温

外気温が最高7度、最低ー1度という寒い冬キャンプで使用したところの室内気温の変化と我が家の感想をご紹介します。

まず設営後15時あたりから使い始めましたが、テントも広く当然すぐにはあたたまりません。

1時間ほどかけてじわじわとテント内の温度が上がっていきます。

15時頃。外は7.8度。つけてすぐには温まりません。

明るい時間はまだそこまで寒さは厳しくないですが、冬場は日没も早く、日が暮れると気温がどんどん下がります。

外気温が5度前後まで下がってきたころ(ストーブをつけて2時間)には、テント内は大分温まっており、テント内は12~14度ほどで推移していました。

換気に十分注意を要しますが、テント内でガスコンロを使用して調理を行うと、テント内はさらに温まりますので、就寝時間まえまでは同じような室温で推移します。

就寝時はきちんと消火します。

すべきゃん

寝る時は消火を忘れずに

翌朝の起床時(4時ごろ)は、テント内もすっかり冷え込んでいて、外と同じ気温です。

外は3.4度、テントの中は3.7度

ここからストーブをつけて温まるのを待ちます。

室温全体があがってくるには時間がかかりますので、あたたかいのはストーブの前だけです。

ストーブの前にへばりついてテント内が温まるのを待ちます。

すべきゃん

この時間が最もさぶいです・・・

この日は5~6時ごろにグッと冷え込み、-1度まで下がりましたが、テント内は7~9度ほどで過ごせました。

外は2.3度、中は9.7度

二日を通してのストーブの効果をざっくりまとめると表の様になります。

外気温テント内気温
15時~21時5~7度ほど12~14度
翌朝4時~8時-1~3度ほど7~9度
石油ストーブを使用した際の外気温と室温の差

おおむね【外気温+7~9度】ほどの暖房効果でした。

個人的には、思っていたほどテント内温度が上がらないかなという印象でしたが、寒くて辛いというのは起床直後の時間帯くらいで、家族みなテント内で過ごすのに寒くて困る事はありませんでした。

すべきゃん

それなりに快適に過ごせます

しかし、訪れる場所や1~2月などの雪中キャンプとなると、ご覧いただいたような暖房効果だと不安を感じるかたもいるかもしれません。

そんな方々のためにも、暖房効果をあげるためポイントを考えていきましょう。

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暖房効果をあげるためのポイント

雪の中のキャンプでは、もっと暖かく過ごしたい

高い暖房効果を得るために気を付けるポイントをみていきます。

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あたたかく過ごすには適切なスペックのストーブを選ぶ

先ほどご紹介した我が家のケースは、約17畳の広さのテント内で、木造10畳が目安のストーブを使用した場合でした。

とうぜんながら暖房効果はストーブのスペックと使用環境(特にテントの広さ)との組み合わせで大きく変わってきます。

わがやも、昨シーズンのテント【コールマンタフスクリーン2ルームハウス+】は11畳ほどの広さだったため、同じストーブでも室内は大分暖かい印象でした。

テント内の大きさで暖房効率は大きく変わる

ストーブには畳数の目安が案内されているため、それを目安にストーブを選ぶのがおすすめです。

反射式ストーブのスペックと畳数目安の一覧はこちらです。

【トヨトミ 】
反射型石油ストーブ
ダブルクリーン】
【トヨトミ】
反射式石油ストーブ
GEAR MISSION RS-GE23(G)
【トヨトミ】
反射型石油ストーブ】
CORONA(コロナ)
石油ストーブ
最大出力3.6kW2.25kW2.87kW2.24kW
畳数目安木造10畳/コンクリ13畳木造6畳/コンクリ8畳木造8畳/コンクリ10畳木造6畳/コンクリ8畳
燃焼時間11.4~19時間16.4~19.4時間12.9~15.4時間17時間
重量約10Kg約6.6Kg約7.5kg約7.4Kg
反射式ストーブ色々

反射型ストーブは背面が熱くならないため、壁際に置けて、狭い室内やテント内で使用するのに重宝しますが、出力としては木造10畳程度までが目安です。

一方、反射型ストーブに比べ、対応畳数が広いものが市販されているのが対流型です。

周囲100㎝は可燃物を置けないため、テント内での置く位置を選らんだり、本体の大きさや、運ぶ燃料の多さなどのデメリットもありますが、暖房出力としては安心です。


【トヨトミ】

対流型石油ストーブ
KS-67H(B)
【コロナ】
石油ストーブ 対流型 
【トヨトミ】
対流式石油ストーブ
GEAR MISSION RR-GE25(T)
【パセコ】
対流型
石油ストーブ
最大出力6.66kW6.59kW2.5kW3.0kW
畳数目安木造17畳/コンクリ24畳木造17畳/コンクリ23畳木造7畳/コンクリ9畳記載なし
燃焼時間9.7時間10.9時間20.2時間~40時間約18時間
重量11kg11.2kg6.2kg5.2kg
対流型ストーブ色々

他にも、暖房効率をアップさせる道具がこちらです。

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サーキュレーターやストーブファンの併用で暖房効率をアップ

ストーブファンで暖房効率アップ

さらに暖房効果をあげるには、【ストーブファン】【サーキュレーター】の併用がおすすめです。

上にとどまりがちな暖かい空気を、テント全体に広げる事で暖房効率をあげてくれます。

すべきゃん

あるとないとでは大分違います

【ストーブファン】

サーキュレーターは気温の暑い時期にも活躍する道具で、一つあると年中活躍してくれます。

【サーキュレーター

さらに、雪中キャンプの様な氷点下の寒さで、過酷な環境が苦手な子供達がいる場合には、こんな方法も有効です。

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AC電源付きサイトで家電を併用する

AC電源付きサイトなら家電も使える

さらに厳しい寒さの中暖かく過ごすには、家電とストーブの併用が効果的です。

我が家の場合、1月・2月のキャンプの場合は、石油ストーブに加え、コタツ、電気毛布などを併用した状態にして幕内を温めています。

AC電源付きサイトでなければいけないという制限はつきますが、ストーブのスペック不足もかなり補えて、暖かく過ごせます。

さらに、電気系暖房器具の利点は、石油系暖房器具のように一酸化炭素中毒の心配もなく、電気毛布などは就寝中含めて1日中使えるのでとても心強い暖房器具です。

すべきゃん

ガスの心配もなく安心です

アイリスオーヤマの電気毛布 敷き

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

石油ストーブを冬キャンプで使用した際の暖房効果について、我が家の体験をもとにご紹介いたしました。

我が家の様な大型テントで、スペック不足のストーブだとしても、寒さを和らげるのに大いに役立ってくれ、石油ストーブは冬キャンプの強い味方です。

当然ながら、ストーブのスペックや使用環境の影響により暖房効果は異なり、テントの広さや訪れるキャンプ地の気温状況、運搬や収納の余裕など、状況にあわせてストーブを選ぶことが必要ですね。

他にもストーブについてまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

以上です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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