安全・簡単。【スモア】薪割り機で、子供も一緒に薪割り。ファミキャンでの使用体験をご紹介。

こんにちは( *´艸`)

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

今回は薪割り機の使用体験をご紹介します。

キャンプでの作業を子供と一緒に楽しみたいとお考えの方も多いはず、しかし、力やケガに注意が必要な作業もあり、子供がやるには心配なものも多いです。

薪割り作業も、その一つではないでしょうか。

そんな薪割りが安全に子供と一緒にできたなら、家族での焚火がより楽しいものになると考え、我が家は【スモア】の薪割り機を購入してみました。

使用してみたところ、子供でも安全・簡単に薪を割ることができ、家族で焚火を囲む時間がより楽しい時間となりました。

こちらの記事では、薪割り機の説明、【スモア】薪割り機のスペック、我が家が使用した感想の詳細をご紹介します。

よろしければ最後までご覧ください。

こちらの記事が皆様のお役にたちましたら幸いです。

目次(タップできる目次)

安全・簡単【スモア】まきわりきで、子供も一緒に薪割り。ファミキャンでの使用体験をご紹介。


では、子供でも安全、簡単に薪割りができる【スモア】のマキワリキについて、スペックや使用感想をご紹介していきます。

その前にまずは、マキワリキがどんなものかご説明しましょう。

薪割り機・薪割り器(まきわりき)とは?

薪割り機は、その名の通り薪を割る道具です。

薪を割る作業をさらに具体的に説明します。

薪割り機は、薪を適当な太さに割る道具。焚き付け作りに活躍。

焚火や薪ストーブを使用する際には、太い薪にそのまま着火しようとしても、なかなか火がついてくれません。

そこで、焚き付け(薪を細く割ったもの)を利用します。

燃えやすい細い薪から着火し、だんだんと太い薪をくべて、火を大きくしていきます。

焚き付けは着火の際にも活躍しますし、途中火力を調整するにも活躍するため、焚火や薪ストーブには必須のものといえます。

焚き付けについて詳細に知りたい方は、こちらの記事で焚火のやり方の詳細をご紹介していますので、よければご覧ください。

焚き付け作りは、一般的には、キャンプ場やホームセンターで購入した薪を割って作る事が多く、ナイフや鉈、斧などを使用して薪を割っていきます。

硬い広葉樹を割る際は、力も要しますし、刃物を扱う作業のため危険も伴います。

薪をナイフで割る

そういった焚き付け作りに伴う危険性や手間を解消するために開発された製品が、このマキワリキというわけです。

薪割り機といえば【キンドリングクラッカー】が有名

[ファイヤーサイド] キャンプ 薪割り キンドリングクラッカー 72000

薪割り機といえば、ファイヤーサイド社から販売されている【キンドリングクラッカー(以下キンクラ)】が有名ですね。

ニュージーランドの少女が、斧で焚き付けを作る母親を心配して考え出したアイデアから、2013年に製品化されたそうです。

日本でも話題の製品で、【キンクラ】をベースにしていると思われる製品も多く登場しています。

我が家が購入した【スモア】薪割り機も、その中の一つだと思われます。

では、続いては我が家が購入した【スモア】のマキワリキについて詳細見ていきましょう。

【スモア】薪割り機について

外観やスペックについてご紹介していきましょう。

スモア(S’more)について

出典;s’more公式HP

まずは【スモア】というブランドについて、簡単にご紹介します。

【スモア】日本の株式会社ティーオーが手掛ける、2020年秋から本格始動した、アウトドアブランドです。

日常の生活に馴染むファッショナブルでかわいらしい商品の開発に力をいれており、薪割り機に始まり、テント・タープ、カトラリー類、テーブルやチェア類など、おしゃれな商品がそろっています。

【スモア】薪割り機の外観&スペック~【キンクラ】と比較~

スモアのマキワリキ外観

スペックについて、【キンクラ】と比較してみてみましょう。

【スモア】【キンクラ】
サイズ31×22㎝31×19cm
重量2.6kg4.8kg
素材・成分高炭素鋼ダクタイル鋳鉄
生産国中国オーストラリア
※販売価格¥9,490円¥12,720円
※販売価格は記事作成時のネット上での値段を記載

大きさは大体同じサイズ感で、一般的に販売されているような、長さ30~40㎝ほどの薪を並べると、写真のようなサイズ感です。

構造はおおむね同じですが、【スモア】は【キンクラ】に比べスリムなつくりです。

刃は手に触れない様、鋼のリングの中に付いています。

上から見た図

刃先はさほど鋭利ではなく、触れて手が切れるようなものではありません

刃の部分にブランドロゴがついています。

続いて土台部分です。

円形の平坦なリングに直径1cmの穴が2つついています。

【キンクラ】にも同様に土台に穴が開いていて、ボルトを使用して、丸太の様な頑丈な土台に固定するための穴として使用されています。

しっかりとした土台に固定したい場合は、同じように固定できる作りになっています。

大きな軽量化を図ったスモアの薪割り機を深ぼり

スペックにおいて最も目立つ差は、その重量の違いではないでしょうか。

ほぼ同じサイズながら、重量は【スモア】が2.6kgで、【キンクラ】は4.8kgと、2kg以上の差があります。

2kgといえば、2Lの大きなペットボトル一個分の差ですw

重量の違いは、素材となる金属や使用している量の違いによるものと思われ、【スモア】→高炭素鋼を、【キンクラ】→ダクタイル鋳鉄を使用しています。

以下、素材について深堀りしてみた内容をご紹介しますが、ややこしい部分もあるため、ご興味があればご覧ください。

鋼と鋳鉄の差について
【鋼】と【鋳鉄】の違いについて

どちらも大まかには鉄の仲間であり、違いは、含む炭素量の違いです。

鋳鉄
炭素量0.02~2.14%2.14%以上

炭素量が多いのが鋳鉄で、少ない方が鋼です。

金属は含まれる炭素量が増えるほど、強度(硬さや耐摩耗性)が上がりますが、反面強い衝撃に対し砕けたり折れやすくなる特徴があるため、製品の目的にあわせて使用されます。

鋼と鋳鉄と炭素量の関係について

鉄の基本的特徴を踏まえて、両者の素材を見てみましょう。

高炭素鋼とダクタイル鋳鉄について
高炭素鋼】とは?

硬さや耐摩耗性と壊れにくさをバランスよく備えている鋼の中でも、より炭素量の多い素材が高炭素鋼です。

ダクタイル鋳鉄】とは?

硬さや耐摩耗性に優れるが、壊れやすい弱点のある鋳鉄において、弱点部分を改良した鋳鉄がダクタイル鋳鉄です。

と、それぞれマキワリキという用途にあわせて、硬さと壊れにくさを意識した素材が使用されています。

両者の強度(硬さや耐摩耗性)と壊れにくさを明確に比較する知識はなく、不明な事も多いのですが独断と偏見をまじえて、両者の特徴をまとめますと・・・

両者の比較

【キンクラ】:硬さを重要しつつ、壊れにくさや安定感をだすために鋳鉄の使用量が多く、それだけに重量もある。

【スモア】:壊れにくさの高い鋼の中でも硬さのある高炭素鋼を使用し、硬さを保ちつつ全体を薄く、軽量化している。

という事になるかと思います。

【スモア】の特徴的な点は、より軽量化を図り、持ち運びを容易にした仕様になっている点にあると思われます。

使用に必要な道具と、使い方

さて、続いては使うのに必要な道具と、使い方を見ていきましょう。

必要となる道具は、薪割り機本体と、薪をたたくハンマーなど(薪そのものでたたいてもOK)です。

ハンマー

割りたい薪をまきわりきの上部の円から入れて、刃にあてます。

片方の手で、薪を固定し、薪が刃に食い込んで固定されるまで、ハンマーで軽くたたきます。

薪が刃に固定されたら、続いてハンマーで強く打ち付けます。

ぱかーんと割れます。

たたくだけなので、とても簡単です。

写真は素手ですが、薪の棘などが刺さる為、革手袋などの使用がおすすめです。

キャプテンスタッグ ソフトレザーグローブ

薪割の動画です。よければこちらもご覧ください。

動画をご覧くただけば、わかりますが、たたくと薪とともに台がやや跳ねています。

薪割り機本体の重量や、固定をしていない事などが理由と思われます。

固定して使用している【キンクラ】の様子は以下の通りで、やはり固定して使用する場合は、安定感は抜群ですね。

出典:キンドリングクラッカーhp

続いて、使用感想について、注意点やおすすめな点にわけてご紹介します。

【注意点①】重さ2.6kgの鉄の塊。運搬にはややかさばる。

我が家の焚火道具一式

【スモア】マキワリキは【キンクラ】にくらべて軽量ではありますが、それでも鉄の塊なので、コンパクトにはなりません。

我が家の場合は、トランクカーゴのに他の焚火道具類とまとめて入れて運んでいます。

リス 収納ボックス スタッキング トランクカーゴ 50L

まきわりきの特徴的な形状から、両サイドに隙間ができるので、ちょうど良いサイズのものがあれば、うまくデッドスペースを埋めることができます。

ですが、なかなか都合の良いサイズのものはなく、やはりデッドスペースがうまれがちです。

【注意点②】跳ねるw

薪の節など、めちゃくちゃ硬い薪を割る際に、薪割り台が微妙に跳ねますww

軽量化されていることや、鋼で素材に柔軟性がある事が理由だと思います。

それだけ折れたり壊れたりはしにくいのでしょうが、とても硬い薪を割る際はやややりにくいです。

【注意点③】耐久性はわからない

2013年から製品化され、すでに定評のある【キンクラ】とは素材が異なります。

軽量化を図れているというメリットはありますが、硬さや耐摩耗性の部分については不明です。

数十回広葉樹の薪を割った中では、問題なさそうですが、使用し続けないとわからない部分もあるかと思います。

続いては使用してみておすすめできるポイントをご紹介します。

【おすすめポイント①】【スモア】薪割り機は軽量で扱いやすい

個人的には最大の特徴と感じています。

スペックの部分でもご紹介しましたが、【キンクラ】に比べ、半分近く軽量です。

軽量な分、持ち運びや取り扱いは楽なので、主にキャンプで使用する我が家にとっては、扱いやすい道具だと思います。

【おすすめポイント②】【スモア】薪割り機は刃が内側にあり安全

スモアに限りませんが、薪割り機の最大の特徴でしょう。

薪割り用の刃が中にあり、手が触れず安全です。

通常の薪割の場合は、鉈や斧、ナイフを使用して薪を割る事が多いと思います。

我が家も、こちらのまきわりき以外に、鉈を使用して薪割りをしています。

鉈を打ち込んで薪を割る

鉈やナイフを使用する場合は、刃物を薪に押し当て、上からたたく方法が一般的だと思いますが、刃物を扱う作業にはなるので、万が一を考えると、子供とやるには心配です。

その点、まきわりきですと、刃が鉄の枠の内部にあるので、作業の中で刃に触れることもなく、子供でも安全に薪割ができます。

安全に薪割りができる以外にもおすすめなポイントがあります。

【おすすめポイント③】【スモア】薪割り機はたたくだけ。小学生低学年でも簡単に割れる。

安全なだけでなく、簡単に薪が割れます。

小学3年生になりたての息子でも、やり方を教えれば、簡単にできます。

具体的な手順は、薪が食い込むまでは軽いゴムハンマーでたたき、薪が食い込み刃に固定されたら、両手で重たい薪をもってたたくという方法で割っています。

当然重たいハンマーを使用したほうが、簡単に割れますが、子供が自分の手を打ってケガするのを避けるために、この手順でやっています。

薪割の様子の動画がありますので良ければご覧ください。

ぱかーんと割れると、楽しいんですよね。

夢中になれるようで、焚き付けを量産してくれましたwww

手軽で簡単(別途土台に固定しなくても使える)

注意点で紹介した通り、めちゃくちゃ硬い薪の場合はやりにくいですが、それを避ければ固定しなくとも薪割りできます。

もちろん重たい丸太などの土台に固定した方が安定感があり、割りやすいと思いますが、キャンプで大きな丸太も一緒に持ち運ぶのは、あまり現実的ではないと感じます。

薪割り機単体で使用したとしても、子供も上手に使えているので、手軽で重宝しています。

幼稚園児はまだ難しいかな・・・

簡単、たたくだけとは言え、それなりに力は必要です。

幼稚園年中さんの娘にとっては、すべての工程を一人でやるには難しかったようです。

大人の女性も、もちろん使いやすい

子供だけでなく、女性にも使いやすいと思います。

疲れる作業として薪割を避けていた妻も、子供と一緒にやれることが楽しかったようで、たくさん薪を割ってくれますww

【おすすめポイント④】【スモア】薪割り機は、家族みんなで焚火が楽しい。

こちらも【スモア】に限ったことではありませんが、いつもの焚火も、一緒に作業する事でより一層楽しいものになると思います。

キャンプサイト以外に子供の遊び場がないようなキャンプ場だったとしても、焚火にまつわる作業に一緒に参加できると、退屈することなく、一緒に楽しめます。

そのほかに、焚火で楽しむおやつの用意などがあると、なお良しですね。

焚火で子供と一緒に楽しむポイントなどについて、もう少し詳細にまとめている記事もありますので、そちらもよければご覧ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

子供でも安全・簡単に薪割が楽しめる道具として、【スモア】のマキワリキをご紹介しました。

【キンクラ】と比較して軽量でありながら、薪割り機としてもきちんと活躍してくれる【スモア】のマキワリキです。

主にファミリ―キャンプでの使用が主な我が家にとっては、軽さも機能もちょうど良い道具の様に感じます。

薪割り作業が安全に一緒にできる事で、子供にとっての焚火が一層楽しくなる道具であり、子連れファミリーキャンパーにはおすすめの道具だと思います。


また、多少重さがあっても、定評のあるマキワリキが良いと言う方は【キンクラ】がおすすめです。

重たさはありますが、その分【スモア】比べ安定感はありますし、硬い薪を割る際は割りやすいでしょう。

[ファイヤーサイド] キャンプ 薪割り キンドリングクラッカー 72000

以上です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

こちらの記事が皆様のお役に立ちましたら幸いです。

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